住宅資材販売のヤマガタヤ産業(岐阜県岐南町、吉田芳治社長)は、銘木と日本の伝統工芸を融合し、世界初となる「藍染の無垢一枚板」を開発。テーブル天板やカウンター材として販売を開始した。
11月に開催された「ナゴヤメッセ」「ジャパンホームショー」に出展し、デザイナーや建築家から好評を得たという。12月20日には岐阜市内の同社シュールーム(無垢ギャラリーサクラ)で、商品発表会を開催する。
藍染加工は本場・徳島県の業者に依頼。薬草や衣服に用いられてきた古くからの技法で、近年は需要が減少しているが、同県では藍染を「ジャパン・ブルー」として世界に発信しようと県をあげて取り組んでいる。
銘木も同様で、全国的に市場は縮小傾向。が、ヤマガタヤ産業では数年前から「銘木」「無垢一枚板」の流通に関わり、国内外に向けて広くアピールを図ってきた。「1本1本にある深い歴史やドラマを伝えていきたい」とする。
同社は今回開発した「藍染の無垢板」を商品シリーズにラインナップ。「日本の美」「ジャパン・ブルー」を海外にアピールしていく方針だ。今期は中国・台湾・韓国・シンガポールを中心に、年間輸出額(無垢板海外売上)5000万円を目指す。
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