帝国データバンクは、2007年9月の景気動向調査の結果を発表した。
調査によると、景気動向DIは前月比0.6ポイント減の41.9となり、6ヵ月連続の悪化。42ポイントを割ったのは、2005年2月(41.9)以来31ヵ月ぶり。10業界中「建設」と「その他」が改善したが、米サブプライムローン問題により「金融」が同2.1ポイント減で、2004年2月以来43ヵ月ぶりに40ポイントを割り込んだ。
同社は悪化の原因として、落ち着きを取り戻していた原油価格が再び高騰し、鉄鋼や化学関連業種を中心に景況感が悪化したこと、改正建築基準法施行により建築確認の長期化や手控えが拡大し、その影響が建材や鉄鋼などの周辺業界に波及したことを挙げている。
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