旭化成建材(東京都千代田区)による工務店支援ネットワーク「ネオマリーダーズクラブ」の長野県版「信州ネオマリーダーズクラブ」の設立会議が3日、都内で行われた。来年度より本格的に活動を開始する。「ネオマフォーム」は同社が取り扱うフェノール樹脂断熱材。
ネオマリーダーズクラブは勉強会や視察など、情報提供を軸にした緩やかなつながりとして、全国規模で展開してきた。その中から北海道において、もっと地域の環境に適した住宅づくりを支援する取り組みができないかと、「北海道ネオマリーダーズクラブ」が2009年に発足。これが参加者の努力もあり意欲的な活動を続けていることから、ほかの地域でもこの好例を生かしたいと今回の長野県版の発足が決まった。
暫定会長を務めるコージーホーム(小諸市)社長の宮森建次郎さんは、「地域で素晴らしい住宅を建てている勉強熱心な地場工務店のさらなる底上げをはかるネットワークを目指したい。全国版同様つながりは緩やかに、ただし活動は断熱を中心に積極的に行っていきたい」と意気込みを語った。
旭化成建材執行役員の重岡勇治さんは、「急速な高齢化などを踏まえ断熱は健康な住まいに必須で、一層求められていく。地域に適した住宅を個別に作ることができる工務店は、より生活者に近いところにいる存在。情報提供の受け皿となり、これから事務局として取り組みの手伝いをしていきたい」と話した。
会員は絶賛募集中。問い合わせは事務局の旭化成建材まで。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。