積水化学工業(大阪府大阪市)住宅カンパニーが、高齢者向けサービス事業に本格参入する。その第1弾として、介護サービスのヘルシーサービス(千葉県千葉市)を傘下に収める。12月15日にもヘルシーサービスの全株式を日本プライベートエクイティ(東京都千代田区)が運営するJPE・プライベートエクイティ3号投資事業有限責任組合から譲り受ける予定だ。
住宅カンパニーは今年度からの中期経営計画において、これまでの住宅・住環境・海外の3事業を、住宅・リフォーム・不動産・住生活サービス・海外の5事業で展開していくとし、このうち住生活サービス事業では高齢者向けサービスを柱に取り組むことを掲げている。
今回の株式取得で、約30年間にわたり千葉県を中心に地域密着の介護サービスを手がけてきたヘルシーサービスの実績と事業運営ノウハウ、人材を獲得することにより、首都圏での住生活サービス事業の強化・拡大を図り、将来的には全国の主要地域で展開したい考え。
また、同社が今年5月に発売した蓄電池+太陽光発電の減災型サービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメント」の請負事業の販売拡大にもつなげていく。
2025年には高齢者向け事業での売上500億円(介護サービス・高齢者向けサービス事業:200億円、建築請負事業:300億円)をめざすとする。
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