工務店経営支援ネットワークのフォーセンス(東京都港区、飯嶌政治社長)は11月25・26日、宮崎県宮崎市において第12回目を数える「フォーセンスフォーラム」を開催した。
3社の工務店(宮崎県日向市のチトセホーム・西山哲郎社長、大阪府箕面市のさつまホーム・新留巧三社長、大分県大分市の坂井建設・坂井泰久社長)が役員会社をつとめ、それぞれの取り組みや現状を会員会社にどんどん公開していくスタイル。
まずは日向市で、チトセホームの最新モデルハウス2棟、構造現場1棟、引渡し済み住宅3棟を見学。北側の吹き抜け+開口部、ノスタルジックな和室、インナーバルコニーなど、具体的な材料や価格を挙げながらコストをかけずに心地いい居場所をつくる手法を披露した。
「工務店に一番問われているのは設計力」(西山社長)と考える同社は、4人の「女性設計者集団」を編成。自社のセンスを見せる家具や照明の選び方、ニッチの使い方、写真の見せ方についても言及した。
参加者のなかには、スケールを持ち込んで高さ・奥行きを実測しながら視察する姿も。素材感・サイズ感を確かめながら同社の家づくりを研究する姿が目立った。
翌日の26日は、3人の役員会社代表と新建ハウジング発行人・三浦祐成によるトークセッションを開催。
消費税率8%以降の顧客や集客の変化、消費増税の延期に対する見解、税率10%を控えどんな取り組みを実践するか、さらには2020年に向けて自社のポジショニングや受注ステップについて3社3様の方法を語り合った。
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