住宅生産団体連合会は、既存住宅を買い取り再生し、販売する事例の調査結果をまとめた。収集サンプル数は64件。
買い取り物件の平均購入価格は3191万円(建物割合20%)、平均築年数は16.2年だった。一方、再販物件の平均販売価格は4816万円(建物割合44.2%)で、買い取り価格の50.9%増。
築18〜21年の4例の平均価格は2万9400円/m2で、現価率表による築20年の残存価格1万7500円から68%アップでの買い取りだった。
また、改修を施した建物についても、新築価格の7〜8割の価格で販売されており、既存住宅は既存市街地にあることから、周辺のまちなみ環境の成熟度が高いことが理由として挙げられる。
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