日本損害保険協会は、東日本大震災の被害に対する地震保険の支払総額が、被害の甚大さと地震保険の加入率増加から、阪神大震災の783億円を上回り、過去最大になる可能性を示した。
支払額や件数は確定していない。今後、航空写真と住宅地図を重ね合わせて被害状況を調査するなどして支払額を確定していく。このため被害額の確定にはしばらく時間がかかるとする。
地震保険は、1150億円までは各損保会社が負担、それ以上は国と民間で折半する。今回はこの1150億円を超える見通しで、その場合国の負担も増える。
なお、官民合わせた保険金の支払額が全体で1兆9250億円を超えた場合、超過額の95%分は国が負担する。
発表資料⇒ http://www.sonpo.or.jp/news/release/2011/1103_05.html
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