地盤ネットホールディングス(東京都中央区)は子会社の地盤ネット(同)の地盤測定器「グラウンド・プロ」シリーズの利用累計が3.5万棟を突破したと発表した。2014年現在、同シリーズは日本全国に120台配置されている。
戸建て住宅の地盤調査は、スウェーデン式サウンディング試験が主流だが、従来は使用装置の種類や機種、人為誤差といった要因で、試験装置と調査員によって、調査結果が異なり、土質の目視確認ができないという課題があった。同社では地盤ネットが2012年9月リリースリリースした地盤調査機「グラウンド・プロ」によって、鉛直性を確保することで、試験結果の品質と信頼性を向上させたとしている。今年8月にリリースした「グラウンド・プロII」では、高低差のある建築現場での調査が可能となり、土質サンプラー装着によって、土質の採取や確認にも対応している。
同社では、JIS 規格準拠の同シリーズによる地盤調査と国土交通省告示をはじめとする関係法令、各指針や基準に基づいた地盤ネットが提供する高度解析によって、82.3%が改良工事不要と判定され、過剰な改良工事を防いでいるとしている。
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