LIXIL(東京都千代田区)は、全国に住む20代から60代の男女520人を対象に、入浴スタイルに関する意識調査を実施した。「体を洗うこと以外にお風呂で何らかの行動をしている」と答えた人は全体の56%で、特に男女とも20代から30代でその傾向が顕著だった。スマートフォンやゲームなどを風呂で使用していることが背景にあるとみられる。女性の約半数は、浴室で「マッサージ」や「美容パック」などを行っている。風呂は単に体を洗う場所から楽しむ場所へと意識が変化していることがうかがえる結果となった。
「お風呂が好きか」という項目では、「好き」または「どちらかと言えば好き」と答えた人が、全体の78.7%を占め、日本人の風呂好きがうかがえる結果とななった。「お風呂が好きな理由」では、「さっぱりする」が88.8%でトップ、「リラックスできる」68.2%、「疲れが取れる」64.3%が続いた。
「自身の入浴スタイルは『カラスの行水派』か『長風呂派』か」では、全体の半数以上が、「カラスの行水派」と入浴時間が短いと回答したものの、「カラスの行水派」とする人の平均入浴時間は、夏で13.7分、冬は18.4分となり、浴室にいる時間は比較的長いという結果になった。「長風呂派」と「カラスの行水派」のいずれも、夏は約5割、冬は約6割以上の人が「毎日湯船に浸かる」と回答している。
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