シェルター(山形県山形市)は11月13日付で、同社が開発した木造耐火構造部材「COOLWOOD(クールウッド)」の柱と梁が2時間耐火の国土交通大臣認定を取得したと発表した。木造での取得は国内初。RC造や鉄骨造で建てられている中高層ビルについて、木造での建築を提案していく。
認定された構造は、構造を支える木材を石こうボードで覆い、その外側をさらに木材で覆うもの。荷重支持部材の材種は限定がなく、日本国内にあるスギ・ヒノキ・カラマツなどが使用できる。建築基準法上は14階建てまでの中高層ビルが木造で可能。特許も取得している。
全国各地での生産や加工、供給が可能で、同構造の普及に向け、「日本木造耐火建築協会」を設立。賛同者を募り、森林県を中心に生産体制の整備を進めていく。
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