LIXIL(東京都千代田区)は11月19日、現在展開しているリフォームFC「住まいプロ ホームウェル」「住まいコンシェル ライファ」の2つを統合し来春4月1日から新ブランド「LIXILリフォームショップ」としてスタートすると発表した。
現加盟店408店が新ブランドに移行することにより、国内最大級のリフォームネットワークが誕生。リフォーム業界における売上高ランキングでは、これまで住友不動産グループや積水ハウスグループなどのハウスメーカー系が上位を占めていたが、ブランドの1本化によりLIXILリフォームチェーン(2013年度:598億円)が上位10位以内にランクインすることになる。
「地域の中小事業者による強い集合体」をめざして、商圏人口10万人に1店の加盟を進め、長期的には1000店舗をめざす。
加盟店にとっては、これまで2つのFCがそれぞれに開発し運用してきたリノベ商品や提案ツールをどちらも利用できるメリットがある。具体的には、ホームウェルのリノベパッケージ商品「新築二世」、ライファの営業支援ツール「ライフスタイルコンパス」(顧客の潜在ニーズを引き出すプロファイリング)を1店でどちらも使うことができる。
また、大手事業者との差別化として中小事業者の「コト提案」を強化。LIXILの研修・認定を受けたリフォーム提案のプロ「リフォームコンシェルジュ」を全店に配置し、地域密着という強みとともに地域ナンバーワンを打ち出していく。
さらにLIXILは、リフォームローン、カード決済サービスなどのファイナンス、インスペクション、リフォーム瑕疵保険といった各種サービスを通じて生活者の利便性を向上し、加盟店の成長を後押しする。
あわせて同社は、リフォームFC加盟店を主体にした一般社団法人 住生活リフォーム推進協会(略称:HORP[ホープ]、事務局:東京都千代田区)を11月に設立。
会員向けに研修や情報提供を行い、国土交通省の「住宅リフォーム事業者団体登録制度」への登録をめざす。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。