不動産経済研究所は、今年9月から本格運用が開始される「緊急地震速報」システムの分譲マンションへの導入状況をまとめた。
それによると、システムを導入したマンションは17物件、全992戸だった。供給ベースでは685戸と2006年5月〜07年3月の供給実績6万6294の1%にとどまった。
ただ、ダイナシティが標準装備を決めたほか、大京、東京建物、三井不動産でも今後の新築着工マンションに導入する方針であることから、同社では今後飛躍的に普及すると予想している。
※緊急地震速報とは、地震の強い揺れが来る前に推定震度や到達時刻を計算して通報するシステムで、発生が予想される東海沖地震の場合、東京都心では強い揺れが来る約40秒前に通報が可能と言われている。
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