アキュラホームは、自社の主力商品「新世代ハウス」を使った実大地震実験を行った。釘のピッチを変えたり、クロスの貼り方を変えるなどし、阪神淡路地震、新潟県中越地震の実際の揺れを再現し、その効果を調べた。
新世代ハウスは日本の住宅の大多数を占める在来工法をベースとした住宅。品確法の最高等級3を取得した住宅で100年に一度あるかないかの地震でも倒壊しないというレベル。ただ、住宅が全半壊しなくても、家具の転倒による人的被害や「クロスはがれ」やトイレのタンクの破壊などによる被害が起きる。今回の実験はこうした被害を最小にするための技術をさぐるのが目的。