断熱材のカネカ(本社:大阪府)は水や電力の供給不足にともない、鹿島工場(茨城県神栖市)の操業を停止。設備の一部にも被害が発生しているとして、現在、調査を行っている。
同工場では、押出し発泡スチレンボード「カネライトフォーム」や塩化ビニール樹脂「カネビニール」などを生産。復旧の見通しは立っていない。押出し発泡スチレンボードは北海道・大阪・九州でも生産しているという。
このほかにも、計画停電などの影響により操業を停止している連結子会社がある。同社は社内に「東北関東大震災対策本部」を設置し、地震の情報収集と復旧対策に取り組んでいる。