首都圏の不動産取引の成約件数が東日本大震災の影響で、大幅に減少している。(財)東日本不動産流通機構が4月11日に発表した3月度の月例速報によると、中古マンションの成約件数が2割近く減少するなど、全般的に大幅な減少を記録した。
中古マンション取引件数の前年割れは、2010年11月以来。すべての都県で減少し、なかでも千葉県は、千葉市が半減するなど、全体でも3割超の大幅な減少となった。
新築の分譲戸建て住宅は、これまで2割を超える増加率が続いていたが、前年並みに縮小した。中古戸建ても前年同月比17.8%減の大幅な減少となった。
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