サッシ大手のYKKAP(本社:東京都)は、東北事業所(宮城県大崎市)と宮城工場(宮城県大衡村)で操業を停止し、詳細な被害状況を調査中だ。両拠点では、サッシと複層ガラスを生産している。具体的な再開日時のめどは立っていない。
同社は受注した製品の生産・出荷遅れに対する理解を呼びかけているが、インフラの復旧が見えないなか、今後の見通しに関しては「現時点では何もコメントできない」(広報グループ)としている。
また従業員の人的被害についても、全生産・販売拠点で「いまのところ報告は受けていないが、通信が混乱しているため、すべて確認が取れているわけではない」(同)という。