国土交通省は9日、YKK AP、新日軽・不二サッシの3社が「防火戸」として販売するアルミ樹脂複合窓について、性能確認試験が不合格となり、大臣認定仕様の性能を満たさない仕様で販売されていたことが判明したと発表した。
不適合が判明した窓は、都市部の防火地域や準防火地域に建てられた住宅の延焼の恐れのある外壁に「防火戸」として使用されるアルミ樹脂複合窓。これまでの使用物件数は、YKK APが約9500棟、新日軽が約3800棟、不二サッシ約120棟。すでに不適合が判明している三協立山アルミとトステムをあわせると約3万420件に使用されているとみられる。
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