大建工業(大阪市)は、同社の多摩産スギ材の施設向け床材2種が、東京都の多摩産材利用開発事業の対象事業に認定されたと発表した。
多摩産材利用開発事業は、東京の木である多摩産材の普及や利用拡大につながる製品の開発に対して、東京都が助成を行うもの。同社では同助成を利用し、東京都中央区勝どきエリアで、木材製品の常設展示を行うFOODARTS STUDIO KACHIDOKI(フーダーズスタジオ勝どき)の公益社団法人国土緑化推進機構(東京都千代田区)が進める木質化プロジェクトで、約150m2に渡り床材の施工を行う。
今回認定をうけた施設向け床材は、表面化粧単板に同社独自のWPC加工処理を施したもの。一般的にスギ材は材質が柔らかいため、土足用床材には使用しにくいと考えられているが、幼稚園や小・中学校などの文教施設、また公共施設などへの普及を促進したい考え。
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