7組の若手建築家がパーツ化された建材を使った住宅の建て方の可能性を探る企画展示「MAKE HOUSE」が10月17日、東京ミッドタウン(東京・六本木)で始まった。主催はSE構法を提供するエヌ・シー・エヌ(東京都港区)。
同社は、木材のパーツ化で必要な部品を少なくし、寸法規格の最適化を図ることで安価で、早く建てられるようにすることを目指し、プロジェクトを立ち上げた。現在、SE構法では構造材で約2万4000種類のパーツを作っている。これを標準化し、集約化することで合理化を図るのが狙い。プロジェクトを通し、新しい住宅ビジネスの仕組みも考えていく。
今回の展示企画は同プロジェクトの最初の報告という位置づけ。展示したアイデア、デザインは具現化させるという。
参加した建築家は、鈴野浩一/禿真哉、谷尻誠、長坂常、中山英之、藤村龍至、藤原徹平、吉村靖孝の8氏、7組。全体の企画は岡田栄造氏。監修は播繁氏、池田昌弘氏。
協賛は、アドヴァンス建築設計工房、イデー、院庄林業、エヌ・ディ・エヌ、小田急ハウジング、幸和ハウジング、総合地所、太陽工業、平成建設、ペーパーレススタジオジャパン、三井ホームコンポーネント、MUJIHOUSE、良品計画。
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