住生活グループ(本社:東京都)は東北と北関東の生産拠点8カ所で建物・設備の損傷が発生したとし、安全が確認できるまで操業を停止する。稼動再開の具体的なめどは立っていない。
操業を停止しているのは岩手県の一関工場(トステム)、福島県の須賀川工場(同)、茨城県の下妻工場(同)、土浦工場(同)、野田工場(同)、岩井窯業工場(同)、筑波工場(INAX)、鹿島工場(旭トステム外装)。これらの工場は住宅・ビルサッシやサイディング、構造体パネル、ユニットバスなどを生産している。
生産能力がダウンする分は、通常どおり操業しているほかの工場の稼動率を上げるなどしてカバー。「生産量の面では問題はない」(広報室)という。が、今後原料調達や製品物流、計画停電の影響が懸念されるとし、状況を見ながら対応していく。
同社ではこのほか、岩手・秋田・宮城・福島・茨城各県内のショールーム14カ所も臨時休館。またホームセンターのビバホームも6店で営業を停止している。ショールームとビバホームの営業に関する情報はトステム、INAX、TOEX、サンウエーブ工業、トステムビバの各ホームページで確認できる。
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