パナソニック(大阪府門真市)エコソリューションズ社は、独自の耐震住宅工法「テクノストラクチャー工法」に、最大スパン10mに対応するグランドテクノビームを追加した。テクノストラクチャー工法を採用している住宅会社を通じて、10月1日から構造設計の受け付けを開始した。
従来、対応可能なスパンは最大6mまでだった。ロングスパンへの対応が可能なグランドテクノビームを追加したことで、高齢者施設などでニーズの高い大空間や広さを必要とする空間への対応力を高めた。
国は、非住宅も含めた建築物の木造化を推進している。同社では、相続税制の見直しに伴い、不動産による資産運用が関心を集めており、高齢者施設など非住宅建築物の需要拡大が見込まれるとしている。今回の商品拡張により、木造非住宅市場で、2015年度に100棟の受注を目指す。
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