全国健康住宅サミット四国大会が10月2日、3日に香川県高松市で開催された。今回で15回目、四国地域では初となる。全国から約400社の工務店関連企業が参加した。
今大会のテーマは、「デザイン×健康で日本の住宅が変わる」。講演は、本当に住みやすい健康住宅を軸に置きつつ、求められる心地よいデザインによる差別化、省エネ住宅と経営戦略といった今後の住宅業界をうかがうセミナーと、地元工務店や材木店の生き残りの取り組み、アイディアなどを共有する分科会の大きく2つの形式で行われた。
大会事務局のアンビエントホーム(高松市)代表で実行委員長の藤本修さんは、「今回のサミットに参加された工務店は、どのハウスメーカーより知識をお持ちだと思う。それくらいの気持ちで今後の生き残りに自信を持ってほしい」と話した。大会会長で工学博士の矢野宣行さんは、「パネリストにも若い方が多く、一筋の光が見えた。逆境こそチャンス。明治維新のような大きな流れの変化を期待している」と大会を締めくくった。
同大会は全国健康住宅サミット協議会(矢野会長)を中心に毎年地域持ち回りで行われ、地域ごとの特色ある大会を開催している。
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