国土交通省は、耐震化の進捗について住宅・建築物の耐震化率の現状をこのほど発表した。
それによると、1981年時点の耐震基準(「新耐震基準」)を満たす住宅の割合は、平成20年の全国の住宅の新耐震化率平均は約79%。東京都が約87%と各都道府県の中で最も高く、島根県が約65%と最も低かった。
また、平成22年4月の公立小中学校の耐震化率の平均は約73.3%で、神奈川県が約96.1%で各都道府県の中で最も高く、山口県が53.0%と最も低かった。
国は耐震化の目標値として、住宅で平成32年までに耐震化率95%、学校、病院、百貨店など多数者が利用する一定規模以上の建物を平成27年までに同90%をめざす。
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