日本ホームインスペクターズ協会(東京都渋谷区)は、11月15日に実施予定の今年度の公認ホームインスペクター資格試験の申し込み期限を9月30日まで延長した。
当初19日に設定していた申込み期限間際で、問い合わせや申し込みが増え、事務処理が追いつかなくなったことによる措置。9月16日時点での受験申込者は、リフォーム業や不動産業に携わる人の比率が高いとしている。
同協会では、第三者によるホームインスペクション(住宅診断)の普及とホームインスペクター(住宅診断士)の育成を行っている。3月に、国土交通省で「中古戸建て住宅に係る建物評価の改善に向けた指針」が策定され、中古住宅流通市場活性化の阻害要因となっている建物評価の基準を見直す動きが進んでいる。中古住宅流通の促進に際し、ホームインスペクションは建物のコンディションを保持し、適切な評価に結びつけるための役割があるとして不動産・建築業界で注目されている。
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