大建工業(大阪市)は、三重県内の林業や木材産業の活性化を目的として設立されたGR内装材協会に対し、同社の独自技術であるWPC加工による技術協力をする。
WPC加工は、木材とプラスチックを融合し、天然木の耐久性を向上させる加工技術。今回の技術協力では、主にフローリングとして活用され、GR内装材協会を通して三重県内の公共物件や住宅に納入される予定。同社では、木材の地産地消の取組みを推進し、国内林業の活性化や温暖化防止に貢献するとしている。
2013年に東京・日本橋にオープンしたアンテナショップ「三重テラス」では、三重県産桧の無垢フローリングが採用され、三重県の製材業者が納入。同社が技術協力したWPC加工を施すことで、耐汚染性と耐久性を実現している。GR内装材協会はこうした地元木材業者間での連携活動を三重県の木材業界全体の取り組みへと発展・継続させるために設立された。
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