東京都内の建設事業者・職人ら11万人で結成される労働組合・東京土建は、建設従事者が各地域で防災活動に貢献するための組織体制を強化する。
13日は、東京都内の組合員に呼びかけ、災害時に建設従事者の持つ機材・資材や技術ノウハウを生かした災害復旧を行うまちの救助隊「チームNAMAZU(なまず)」の発足式を開催。災害発生直後から迅速に倒壊建物等からの人命救出、がれき処理、生活道路復旧などができるよう、各メンバーの活動対象エリアの割り振り、資材・機材所有者のリスト化、組織系統図を作成や外部関係者へ配布など、具体的な体制を整える。
本格復旧期にも、被災建物の倒壊危険度判定業務、被災家屋や公共建築物の応急修理・倒壊防止措置業務、応急仮設住宅の建設がスムーズにできるよう東京都との災害協定締結をめざす。
また今月19日には、災害発生時に応急木造仮設住宅を供給するための地域拠点となる都内38支部の「幹事工務店」を募集するための説明会を開催する。
詳しい問い合わせは同組合まで。
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