住宅リフォーム・紛争処理センターは、2009年度1年間にセンターに寄せられた問い合わせや相談の内容や件数の統計情報をまとめた「住宅相談と紛争処理の状況」・2010年度版をこのほど発表した。
資料によると、基準法より高い品質の住宅性能を評価できる住宅性能評価制度を用いて建てられた「評価住宅」における不具合相談は、「基礎のひび割れ」が全体の15・8%を占めて最も多く、高性能住宅において建物以外の基礎や地盤の品質管理が盲点になっている現状が明らかになった。
「評価住宅」でこのほか、「外壁のひび割れ」(6・0%)、「床鳴り」(5・6%)、「床の傾斜」(5・0%)の順に相談件数が多かった。
不具合相談全体では、「屋根からの雨漏り」(7・2%)、「外壁からの雨漏り」(5・4%)、「外壁のひび割れ」(5・3%)、「基礎のひび割れ」(3・6%)、「床の傾斜」(3・1%)の順となった。
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