住友不動産(東京都新宿区)は10月1日、1棟丸ごとリフォームの「新築そっくりさん」の新商品として、住まい全体の断熱性能を大幅に向上する「断熱リノベーションパッケージ」を発売する。
主に平成以降に建てられた住宅がターゲット。
工事内容は次のとおり。床下・外壁・天井に高性能グラスウールを施工、屋根には遮熱塗料をほどこし、全窓をLow-Eペアガラスに交換することで1棟丸ごと断熱工事を実施。断熱性能は平成25年改正省エネ基準に準拠レベルまで高める。このほか、すべての内外装や住宅設備を一新し、平成12年基準に対応する耐震補強工事を実施する。工事費用は建て替え費用の約6割を想定。
提案にあたっては、従来からの建物診断、耐震診断に加え、新たに「省エネ診断」を無償で行うことで、施工後にどのくらい断熱性能が改善されるかを数値でわかりやすく示す。
また、省エネリフォーム向けの減税措置と、耐震改修やバリアフリー工事との併用による税制優遇措置をあわせることで、最大70万円の所得控除が受けられるとする。
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