パナホーム(大阪府豊中市)と大阪市立大学(大阪府大阪市)はこのほど、サービス付き高齢者向け住宅が入居者におよぼす影響について共同研究を開始した。
調査テーマは、サ高住における自立支援の実施状況と認知症高齢者の心身機能維持との関係性。同社が施工したサ高住など15施設を対象に、環境、職員配置、空間・設備の状況、入居者計150人との面談によるADL(日常生活動作)や認知症度の聞き取りなどを行う。調査期間は今年8月25日〜2015年3月31日。
こうした調査は現在ほとんど行われておらず、今後のサ高住のあり方を方向づける貴重なデータとなるという。