ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は、日本ボレイト(東京都江東区)と業務提携し、無農薬防腐防蟻処理「ボロンdeガード工法」を推奨していく。
同社では、約2000社の取引先住宅会社に対して、住宅劣化対策の防腐防蟻処理剤として、今後普及が見込まれるホウ酸薬剤を使用した「ボロンdeガード工法」の採用促進をしていく方針。新築工事の受注減少を見据え、OB顧客に対しても、シロアリなどの不快害虫対策を提案していくことを推奨していく。合わせて住宅購入者に対しては、勉強会やセミナーを通じ、安全な防腐防蟻処理を扱っていることが工務店選びのポイントであることを啓蒙する。
日本の住宅業界では、劣化対策として主にネオ二コチノイド系の合成殺虫剤が使われているが、欧米では既に安全性の面からホウ酸薬剤による処理が一般的。2012年に一般社団法人住宅性能評価・表示協会(東京都新宿区)がホウ酸認定薬剤を劣化対策等級3の薬剤として取り扱いを認めて以降、日本でも使用が広がり始めている。
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