中大規模木造プレカット技術協会(事務局:マルダイ・静岡県富士市)の第1回総会が5日、都内で開催された。
中大規模建築物市場におけるプレカットでのコスト・品質競争力をもたせるため、標準設計ツールの作成・普及、住宅用プレカットラインでの加工と品質確保など、標準化と合理化の仕組みを確立するのが同協会の目的。今月始めには、協会の支援のもと、木造2階建て・延床面積2883m2の岩手県住田町新庁舎が竣工している。
代表幹事の東京大学稲山正弘教授は、「会員の皆様とともに積極的に市場を開拓しなければならないが、RC造の低層建築物で全国あわせて40万m2の市場がある。ここをとって替わりたい。中大規模木造をまだやっていない企業も、どんどん木造に置き換えてもらえれば。そのために各種仕組みの整備などでサポートしていく」と述べた。
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