LIXILグループで、住宅建築のITサービスを提供するK-engine(東京都新宿区)は、独自保有する300万レコードの建築データベースなどと連動させることで、住宅プランから家1棟分の原価積算などを簡単に行うことができる総合的なプットフォームサービスを開始する。見積もりや工程表作成などの手間が大幅に削減でき、生産性の向上に役立つという。5~100棟くらいの住宅会社が主なターゲット。
新サービスでは、1棟分の建材・工事項目を約3500の3次元データに分解。住宅プランをもとに、LIXIL以外の製品データも含め300万レコードのデータベースと連動して、原価積算などのアウトプットを約5分で作成可能という。
このプラットフォームを起点として、発注などの効率も高め、流通やメーカーなど上流側の効率化にもつなげていく。
サービス料金は通常サービスが税別5000円/月から、モバイル向けのサービスを含んだサービス(iPad本体+通信料含む)は税別8500円/月から。早期に1万社の導入を目指す。現在、経営管理に関するソリューションなども開発しており、総合的なサービスに拡充していく予定。
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