池上産業(広島県福山市)は、アセチル化木材「アコヤ」のセミナーを10月から12月にかけて全国10都市で開催する。建築士や施工業者を対象に、一会場20~40人程度の少人数で行う。アセチル化処理の説明や性能の紹介から、加工、塗装、接着など具体的な使用方法について、施工実例を交えて解説する。
「アコヤ」は、世界で唯一、実用化・量産化されているアセチル化処理木材で、オランダのタイタンウッド社によって生産。地上50年、地中・淡水中25年の耐用年数が、メーカー保証されている。個人住宅や商業施設、公園や屋上緑化などでの採用実績がある。
アセチル化処理とは、木材の細胞組織の親水性の水酸基の数を減らし、疎水性のアセチル基を増やすことによって耐久性能を向上させる処理方法。アコヤは、日本木材保存協会より防腐剤などを使用しない防腐防蟻木材「非保存剤処理木材」として唯一認定を受けている。国際環境認証システム「ゆりかごからゆりかごへ認証(Cradle to Cradle)」でも、無垢木材としては初のゴールド認定を取得した。
セミナーへの参加費用は無料で、WEBによる事前予約が必要。WEB予約サイトはhttp://www.woodwise.jp/ASF2014/
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