総合情報サイト「All About」 を運営するオールアバウト(東京都渋谷区)とSBIモーゲージ(東京都港区)は、1都3県在住で3年以内にローンを組んで住宅を購入した30代~50代の男性636人を対象に共同で実施した住宅ローンに関する調査結果を公表した。今回の調査では、対象者を「自分で探した金融機関でローンを組んだ人」と、「不動産業者等から紹介された金融機関でローンを組んだ人」に分け、両者の傾向を探っている。自分で住宅ローンの借り入れ先を探して選んだ人は、業者から紹介されて選んだ人に比べて、金融リテラシーが高いことがわかった。
毎月の住宅ローンの支払金額についての認知では、業者から紹介された金融機関で借りた人よりも、自分で金融機関を探した人の方が「1円単位まで知っている」が4ポイント多い結果となった。現在借りている住宅ローンの金利については、「小数点以下まで把握している」は、自分で探して選んだ人が42.1%に対して、業者から紹介されて選んだ人は31.9%と約10ポイントも開きがあった。
家計まわりで現在行っていることについて、自分で探して選んだ人の3人に1人は、「市場金利の変動を気にしている」「経済ニュースをこまめにチェックしている」「投資を行っている」などの項目を回答したのと比較し、業者から紹介されて選んだ人はそれぞれ10ポイント程度低い結果であった。
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