樹脂サッシメーカーのエクセルシャノン(東京都港区)は、このほど全国の地域工務店有志「シャノンみらいの会」(鈴木岳紀会長・名古屋コスモホーム代表)とともに全長6メートルの大開口引き込みサッシなど3種類を特殊仕様として共同開発した。
新たに開発したのは、横滑り出し窓、引違い窓、戸袋引き込みサッシの3種類。滑り出し窓は最大巾1439ミリ×高さ1394ミリ、大開口引違い窓は半外付けで最大巾3900ミリ×高さ2300ミリ。戸袋サッシは最大巾5810ミリ×高さ2194.5ミリ。いずれも同社従来品より一回り大きい。
大開口窓は、外部環境からの通風採光や眺望が得られ、狭小住宅でも外部とのつながりをつくる空間がつくれるため設計の決めてとなるため需要は多い。一方、複雑なおさまりや施工精度が求められ、施工能力によって性能が大きく左右するため、メーカー各社が製品化をためらってきた。
会長の鈴木岳紀氏を中心に同社特需営業部に掛け合い、共同開発、製品化にこぎ着けた。
現段階では試験的に会メンバーへの供給を行ったうえで、今後一定の技術研修や利用条件契約書などの手続きを経た事業者にも順次供給する計画だという。
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