クラスコデザインスタジオ(以下:クラスコ、石川県金沢市)は、オンラインゲームのグリーの子会社であるグリーユナイテッドライフ(以下:グリーU、東京都港区)と提携し、9月1日から賃貸物件オーナーや不動産管理会社向けに「定額デザインリノベーション商品」の提供を始める。
借主の年齢やライフスタイル、好みを明確化し、リアルなターゲットに絞った賃貸リノベを実施することで、指名入居されるような物件再生をサポートしたい考え。当面の提供エリアは、首都圏・愛知・大阪。
クラスコは2009年から賃貸物件のリノベ事業をスタート、賃貸の満室経営をめざすリノベブランド「リノッタ」を加盟店制により展開している。このノウハウを活かして、少ない投資リスクでを空室を解消する定額リノベを提供する。
グリーUと共同で商品を開発し、同社が運営するオンラインリフォームサービス「いえプラス」で販売する。あらかじめ施工内容を決定したデザインテンプレートを揃えることで、賃貸物件オーナーは希望のデザインを選択して、スピーディに工事に入ることができる。
対象物件は単身者用マンションで、価格は25平米までが45万円、35平米までが60万円。用意するデザインテンプレート数は、25平米までが6デザイン、35平米までが7デザイン。
インターネットを活用したマーケティング、見積もり、申し込みのシステムについてはグリーUが担当、工事は「いえプラス」の加盟工務店が行う。今後は、クラスコが展開するリノッタ加盟店が対応するしくみをつくり、いえプラス加盟店との協力関係を構築する予定という。
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