国土交通省が8月29日発表した7月の新設住宅着工戸数は前年同月比14.1%減の7万2880戸だった。5カ月連続でのマイナス。季節調整済みの年率換算値は83.9万戸で、前月に比べ5.0%減った。消費税の引き上げによる反動減が続いている。
利用関係別では、持家は25.3%減の2万3524戸と6カ月連続で減少。年率換算値は25.8万戸と前月比で7.9%減。改正建築基準法施行に伴う着工減で記録した2007年8月の25.5万戸以来の26万戸割れとなった。分譲一戸建て住宅は前年同月比3.7%減で3カ月連続の減少。
貸家は、相続税の節税対策等もあり、堅調に推移してきたが、前年同月比で17カ月ぶりに減少。前年同月比7.7%減の2万8623戸。
分譲マンションは、建築費の上昇等の影響により、事業者間の契約・着工が先送りされているケースが出ているという。
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