LIXIL(東京都千代田区)は、AEO制度に基づく「特例輸入者」の承認を7 月 31 日に東京税関より取得。8 月 22日に東京税関にて行われた交付式では、東京税関長 青木一郎氏から、LIXIL代表取締役 上席副社長執行役員 川本隆一氏に、承認証が手渡された。
同承認を受けたことで、輸入申告時の納税のための審査や検査が省略され、貨物の引き取り後に納税申告を行うことが可能となり、輸入貨物の引き取りの迅速化により、コスト削減につながる。
同社は、住生活産業におけるグローバルリーダーを目指して海外事業を拡大しており、2013年6月には、AEO制度の特定輸出申告制度に基づく「特定輸出者」の承認を取得していた。LIXILグループ全体では、海外の子会社各社がEUとタイでのAEO制度に基づく承認を取得しており、米国のAEO制度の基であるプログラムC-TPATにも参加している。
AEO制度とは、Authorized Economic Operatorの略で、国際物流のセキュリティの確保と円滑化の両立を目的に、貨物のセキュリティ管理とコンプライアンス体制が整備された事業者を対象に、税関手続きを簡素化し、国際競争力を強化する制度。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。