積水ハウス(大阪市北区)は、木造住宅「シャーウッド」に向けた新構法「ハイブリットS-MJ」を開発、全商品に展開する。
「ハイブリットS-MJ」は、モノコック構造の硬さ、ラーメン構造の自由度を融合した新構法で、合板を二重張りとし、高耐力接合金物を使用したことなどにより、在来工法の4倍の強度の耐力壁「ツインSPウォール」を実現している。集成材と鋼材を一体化した構造材とする「ハイブリットSR梁」も新たに開発し導入。これらの技術で耐震性を確保しながら大開口を可能とした。設計の自由度が高まり、敷地条件の厳しい住宅や3階建て住宅、多雪地域でも、大空間が可能となった。
これまでは、ラーメン柱と耐力壁を併用した構造は、地震力の水平荷重を受けた際の変形量の違いから認められていなかった。
同社では、「ハイブリットS-MJ」の全商品への導入に合わせて、新商品の「modellare」の販売を開始した。
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