経済産業省は8月27日、建材トップランナー制度のサッシとガラスの基準案を固めた。同基準などを検討するワーキンググループの会合で提示した。目標年度はどちらも2022年度。
サッシは材質によってアルミシングルガラスサッシ、アルミペアガラスサッシ、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシの4種類に分け、アルミを普及品、複合を付加価値品、樹脂を高付加価値品として3区分にわけたうえで、開閉形式ごとに目標を定める。普及品区分、付加価値品区分、高付加価値品区分でそれぞれトップランナーの目標基準値を設定し、普及率を勘案して、開閉形式ごとに加重平均で目標値を設定する。目標基準値は、出荷量の多い引き違いの場合で性能改善率約15%を見込む。
ガラスについては複層ガラスを対象とした。単層ガラスについては規定の対象外。複層ガラスについては、基準として細かな区分は設けず全体で目標を設置する。具体的には加重平均で2.19W/㎡・Kを目指す。約7%の改善を見込む。
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