日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(=木耐協、東京都千代田区)は8月19日、地域別の防災意識と備えの実態について公表した。
2011年12月〜2014年3月までに木耐協で耐震診断を実施しアンケートに回答した1487人に大地震への意識を聞いた。それによると、10〜20年以内に東日本大震災クラスの地震が再度発生すると思うと答えた人は9割近く(86.5%)にのぼり、地域差はみられなかった。
巨大地震の被害に自身が遭うと思うか聞くと、「はい」の割合が高かったのは関東(71.3%)と中部(69.7%)。一方「はい」の割合がもっとも低かったのが中国・四国・九州・沖縄(45.8%)で、関東との意識差は25%以上に。
東日本大震災以降、具体的に起こしたアクションとして「耐震補強工事を実施した」割合は、ほかの地域に比べて関東(25.0%)と中部(27.8%)で高い傾向にあった。
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