つなぐネットコミュニケーションズ(東京都千代田区)が運営するウェブサイト「マンション・ラボ」はこのほど、マンション居住者2778人を対象にした「巨大地震に対する意識調査」を実施した。調査時期は2014年5月23〜27日。
それによると、74%が「近い将来必ず首都直下地震や南海トラフ巨大地震など、大きな地震が起こると思う」と考えていることがわかった。巨大地震が発生した場合の自宅の被害について聞くと「テレビの転倒・破損」「食器棚の転倒・破損・食器類の飛散」「本棚の転倒・書籍の飛び出し・散乱」を想定している人が多かった。
在宅時に地震が発生した場合に無事でいられると思うかとの問いには「無事だと思う」(約4割)との回答がもっとも多く、「すり傷など軽傷を負う」「落下物や転倒物により打撲を負う」など軽微な被害にとどまるとの見方が占めた。
巨大地震でとくに不安に感じていることを挙げてもらうと「家族の安否がわからなくなる」「水が使えなくなってしまう」「トイレが使えなくなってしまう」「停電してしまう」が上位に。ただし不安を抱えながらも対策や備えが十分でないことがわかった。
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