湿式工法の内装材を手掛ける四国化成工業(香川県丸亀市)は、7月7日~12日に香港で開催された国際室内空気環境学会主催のIndoor air 2014において、同社製品の「けいそう壁」のVOC吸着除去効果について、検証実験と研究成果を発表した。
同社では、珪藻土やゼオライト、備長炭などの多孔質素材を利用した内装材のホルムアルデヒドとVOCの吸着特性についての研究結果を発表。同社製品の珪藻土を主原料とする「けいそう壁」を使用した、6畳部屋と同等サイズの大チャンバー試験では、ホルムアルデヒドの除去率88.2%、アンモニアの除去率63.8%と高い除去率が示されたという。「多孔質素材を用いた内装材によって、有害な化学物質の室内の濃度を低減する効果が、実証された」とする。
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