防災のビジネスチャンスが見つかる
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国際危機管理学会 TIEMS(The International Emergency Management Society)は、ベルギーに事務局を置く国際的な独立した非営利のNGO組織です。日本支部は2012年に現代表理事の京都大学防災研究所の林春男教授が中心となり設立し、現在、法人格を持たない任意団体として活動しています。新建新聞社は、同支部の事務局活動の一端を担い、イベントやセミナーの開催などの支援をしています。
国際危機管理学会では、年に1回、支部組織を持つ国で、世界大会および年次総会を開催しており、本年は日本支部での開催が決まっています。今年の世界大会は、10月20日(月)~23日(木)にかけ、新潟市の朱鷺メッセで開催されます。
■開催期間 2014年10月20日(月)~23日(木)
■開催場所 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
(新潟市中央区万代島6-1)
◎世界が注目する新潟発の防災◎
世界大会が新潟で開催されるに至った背景にはいくつかの理由があります。
1つは、本年は、新潟地震の発災から50年、焼山火山災害から40年、7.13水害から10年、新潟県中越地震から10年となり、新潟県にとって節目の年であることです。特に中越地震については、阪神・淡路大震災から10年が経とうとしている年に発災した、中山間部に大きな影響をもたらした災害です。都市部における防災の見直しを進めてきた中、盲点を覆われるように発生しました。この年、新潟では広範囲で豪雨による災害も発生しています。多数の災害が相次いで起きる異様な年となったわけですが、以来、新潟では産学官民が連携して防災活動に取り組み、中山間地における防災体制は世界的にも評価をされています。
東日本大震災をテーマに東北地方で開催すべきではないかとの指摘をいただくこともありますが、実は、世界大会は4年ほど前から開催地が決まっており、また東日本大震災で課題となった被災者生活再建支援などは、まさに新潟中越地震から本格的に研究が始まった分野でもあり、その成果を振り返る上でも新潟での開催が望ましいと判断しました。
◎関西大学河田惠昭教授が基調講演、泉田知事も登壇◎
国際危機管理学会の世界大会に併せ、期間中は、電子情報通信学会、京都大学実務者セミナー、にいがたGIS協議会、日本技術士会北陸本部もセミナーや研修会を開催します。防災・危機管理をリードする5団体が同時にイベントを開催する試みは、国内でもなかなか見ることができないでしょう。その中でも注目のセッションが、10月21日に全団体が共同で開催する公開フォーラム「世界の危機管理に、にいがたが貢献できること」です。
基調講演は、河田惠昭関西大学社会安全学部教授で、テーマは「国難というべき巨大災害への危機管理」。続くパネルディスカッションでは、河田氏に加え、泉田裕彦新潟県知事、篠田昭新潟市市長、髙橋姿新潟大学長、K. Harald Drager国際危機管理学会会長が意見を交わします。
翌日の22日にも全団体共同の公開フォーラムが開催されます。テーマは「教訓を伝えて活かすまちづくり」。基調講演は濱田政則早稲田大学名誉教授で「液状化研究の始まり、1964年新潟地震」、続いて、林春男京大防災研教授が「コミュニティの再設計と安全安心の創造」、野田徹国土交通省北陸地方整備局局長が「ハードとソフトを組み合わせた多重防御の試み」をテーマにそれぞれ講演します。
会場内には大展示スペースを設けて、さまざまな防災製品、サービスを展示します。
国内外から防災・危機管理の専門家が訪れるイベントです。ご来場とともに、防災・危機管理製品、サービスを提供される企業様は是非ご出展もご検討ください。多くのセッションが、資料代を除けば、無料で聴講することが可能です。
■出展・来場のお申込みは下記サイト、または新建新聞社事務局まで御願いします。
http://emc.nhdr.niigata-u.ac.jp/tiems2014jp/
新建新聞社リスク対策.com編集部
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