大工と庭師を養成する専門学校・職藝学院(富山県富山市)は2~5月に募集していた「大文(だいふみ)賞」の受賞者を、8月9日に東京・新宿の工学院大学で発表する。
大文賞とは、2011年10月にスタートした若手大工育成プロジェクトの一環として創設。木造建築教育に取り組み大工育成に力を入れている教育機関(団体部門)と、将来性のある若手大工(個人部門)を奨励するもので、今回で2回目の開催となる。
同学院設立発起人のひとりであり、建築技術者・技能者の育成に取り組んだ故・田中文男棟梁の遺志を継承し、棟梁の愛称である「だいふみ」を冠した。
7月11日に選考委員会(委員長:三井所清典氏・日本建築士連合会会長)を開催し、受賞者を選定。団体部門受賞校には、田中棟梁が構成と意匠を考案した「継手・仕口木組み模型」1基を、個人部門受賞者には育英金を贈呈する。
8月9日は、受賞者の発表とともに、安藤邦廣氏・筑波大学名誉教授による記念講演「関東地方の民家研究について」も予定している。
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