一般社団法人 全国電磁波測定士協会(千葉県市川市)は7月31日、住宅・建築物が満たすべき電磁波の基準として「EMEAJ-01-2014(建築電磁環境性能基準、エミアージュ・ゼロワン)」を発表した。
「リスクをできるかぎり小さく」という予防原則の立場から、安心して暮らせる住環境と言える基準内容・値を設定した。
具体的には、床、壁、天井の6面が囲まれた空間においては「床および高さ1m以下の壁面で電場が25V/m(ボルト/メートル)未満」「床および3面の壁面で、主要電線からの距離が60cm以上かつ磁場が0.3μT(マイクロテスラ)未満」「アース付コンセントを1箇所以上設置」という基準を設けた。
あわせて、居住者が長時間滞在する寝室・子ども室・キッチンが基準を満たし、家全体の建築電磁環境性能が優良であると判断される建物を「優良性能住宅」として認定するサービスを開始する。認定費用は税別3万5000円/棟。
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