矢野経済研究所は、国内の家庭用給湯器市場の調査を実施、その結果の一部を公表した。それによると、2009年の「エコキュート」の販売台数は、初めて前年実績を下回った。これまで2ケタ増ペースで増加してきたが、景気の低迷による新設住宅着工戸数の落ち込みが影響した。
電気式給湯器では、ヒートポンプ式の「エコキュート」の普及が急速に進んでいるが、2009年の同製品のメーカー出荷台数は、前年比99.4%の49万2000台にとどまった。
ガス給湯器市場では、環境対応型製品の「エコジョーズ」が伸びている。同製品の2009年のメーカー出荷台数はガス給湯器の17.1%に当たる39万9000台、2010年は同18.0%の44万台の見込み。
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