トヨタ自動車は、住宅や車のエネルギー消費を統合的にコントロールするトヨタ独自のシステム「トヨタ スマートセンター」を開発した。今後普及が予想されるプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)、住宅のエネルギー消費を管理する「HEMS」を装備したスマートハウスを活用し、電力消費の最適化を図る。
具体的には、車両のバッテリー残量やHEMSから送信される住宅内の電力消費などの情報と、日照や気温などの気象予測データや電力供給事業者の時間帯別料金情報などをあわせて総合的に判断し、CO2排出量と居住者の費用負担を最小化するように、車両の充電や住宅内の電力消費を調整する。
今後2年間実証試験を行い、2012年初めまでに市販を予定しているPHVや一部のトヨタホームで、このシステムによるサービスを提供していく考え。
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