木造軸組の独自の断熱通気工法・「WB工法」を採用する会員工務店を中心に構成する「日本建築文化を守る会」(寺島今朝成会長)は27日、東京都の日比谷公会堂(千代田区)で全国大会を開催、全国から470人の建築関連業者が集まった。
同会は、ビニールクロスや合板を使用した住宅により、日本の木造住宅が本来持っていた通気性調湿性を妨げ、住まい手の健康被害、短寿命住宅による資産価値の劣化、設備に依存した住環境による環境負荷の拡大が起こっていると指摘。気候風土にあった家づくりの復権をめざしている。
当日大会の後、会がまとめた請願書に賛同する一般者54642人、建築業者3402社の署名とともに、国会議事堂までデモ行進を実施。請願書を衆議院の横路孝弘議長に提出した。
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