パッシブハウスジャパンと東北芸術工科大学は、宮崎県内の木材・製材業者らと連携し、被災地の避難所で生活する住民向けに、生活空間を間仕切りプライバシーを確保して暮らせるようにするための木造ユニット「ニコニコフレーム」を開発、被災地向けに近く供給を開始する。
ユニットは、すべて国産スギの軸組材と壁・床用の無垢板パネルで構成し、金物で軸組みを接合して組み立てる。高さと間口がいずれも2・5メートル、奥行5メートルの空間で間仕切る。
木に囲まれた空間で心を落ち着ける効果があるほか、壁にもたれたり、床に横になるといった体勢がとれる。プライバシーのレベルに応じ間仕切り高さの調節もできる。
部材はすべて一人で持ち運びできる大きさで、専門業者でなくても容易に組み立てられる構造とした。販売価格は15万円以内におさまる見込み。近く屋外使用を想定して、合板を使用しない仮設住宅ユニットの開発にも取り組む。
購入希望者は川上木材・福原氏まで。電話:0985-47-2834。電子メール:[email protected]
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